阿佐ヶ谷駅北口・杉一小改築問題情報

阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会が運営しています。当会の活動のほか、阿佐ヶ谷の問題についての個人・団体の発信、区の動向をまとめています

1.13ワークショップ・アンケート(前)

1.13ワークショップ「みんなでプレゼン ! いっしょに描こう、杉一小の未来」参加者アンケートを掲載します。(1/30到着分まで。メール・郵送で到着順。原文ママ)。今回は前半5通です。

質問項目は

1.ワークショップでご自分が提案したこと(A街区、C街区)

2.杉一小改築問題、阿佐ヶ谷まちづくり事業についてのお考え

3.今回の企画についての感想やご意見

4.阿佐ヶ谷まちづくりについて、今後どのような行動をしたらよいか

5.今後行政は区民・住民に対して、どのような「対話の場」を持つべきか

6.区長にメッセージ

について自由記述式で、全項目についての回答でなく、書きたい項目だけでも可としました。

------------------

No.1

1.ワークショップでご自分が提案したこと(A街区、C街区)

C街区の東寄に池のある樹林の創出

(弁天池を潰してマンションだか駐車場にしたと耳にして呆れたので。

元々の地質に則った生態系を復活させれば宜しい。)

A街区は、北にある神明宮の森や一低層に配慮のある設計として

北側は高さを下げる。

2.杉一小改築問題、阿佐ヶ谷まちづくり事業についてのお考え

武蔵野で建築被害に遭い「建築調整会」を起こしたことがあり、

環境保護目線で計画を見てきた。

C街区に杉一を持ってくるのは宜しくないと早い時点から職員(主任クラス)にはコメントしてきた。

デベロッパーの恐ろしさはそれなりに知っている。

A街区も騙し取られるとみている。

3.今回の企画についての感想やご意見

企画・準備された皆さんの超人的なパワーに目を白黒

4.阿佐ヶ谷まちづくりについて、今後どのような行動をしたらよいか

問です。

A街区をデベロッパーから守ることにシフトするというのも一つの選択かと。

3割は我々に権利があるとしても敵は陰謀を企んでいるかもしれませんし。

地域の方が頼りです。毎日、現場から目を離さないで欲しい。

5.今後行政は区民・住民に対して、どのような「対話の場」を持つべきか

今現在は知らないが、

岸本区長就任当時は「区長への手紙」が機能していなかった。

区長に見せるかどうかは案件担当職員次第。

実際、私が出したのは区長に届かなかった。

武蔵野は全部届く。

また、部署ごとのメルアドが公開されていないのは大変問題。

アクセスツールが電話だけだと時間のロス等生じ、

結果、敷居が高くなる。

言った言わないの問題も生じる。

個人的な職務経験上、電話というのは非常に迷惑なツールと痛感している。

(武蔵野はメルアド公開)

イベントでしか意見発信できないのは困る。

6.区長にメッセージ

区庁舎では職員に四方八方囲まれているという苦しい状況もわかります。

でも、今が踏ん張りどころです。

全国から岸本区政にエールを送る人を落胆させないで下さい。

(当方は武蔵野で生活している杉並区民)

 

------------------------

No.2

➊ワークショップでご自分が提案したこと

A街区は小学校を含む官民協業の教育・育児複合施設に。

建物の地上の高さ制限は地下を活用してクリア。

体育館、プール、ホール等を地下化するなど。

7年前にいったん採択された屋上校庭案も一時避難場所をクリアしつつ前向き検討。

C街区は、小学校の仮校舎を利用した近代児童文学館と森の復活と防災公園。

➋杉一小改築題、阿佐ヶ谷まちづくりについてのお考え

A街区は教育、C街区は緑と防災の拠点・象徴に。

地権者、利権関係者、商店会、町会だけでなく、広く普通の一般区民の意見やアイデアを取り込む仕組み作りをして欲しい。

➌企画についての感想やご意見

とても有意義。本来はこのような企画は区が主催して何度も行うべきだが、区がやらないのでお手本として代わりにやっていただいてよかった。

いったん現計画の換地を前提にした議論とすることが参加者によく伝わっておらず、換地そのものに反対する意見で時間が多く取られ、企画主旨に沿った議論に時間が避けなかったのが残念。

➍阿佐ヶ谷まちづくりについて、今後どのような行動をしたらよいか

区の姿勢に関係なく地道に正しいこと言い続ける行動は大事だが、それだけでは区は動かせないし、多くの支持者は得られない。区が耳を傾けざるを得ない状況を作り出す行動にシフトチェンジを。

例えば、住民訴訟、予算案否決、不信任案提出、議会解散〜区長&区議再選挙など。

➎今後行政は区民・住民に対して、どのような「対話の場」を持つべきか

これまでのような「見直しなき対話」の継続は、区民をいたずらに疲弊させるだけで、結果として「対話の区政」を後退させるもの。対話をするなら見直し前提で、区民の意見を聞き入れる前提での対話の機会を作って欲しい。

➏区長にメッセージ

計画を進行しても見直しても、いずれにしても軋轢は避けられない。そういう時は初志に立ち返り、自分の本当の心に正直に従って行動してください。

 

---------------

No.3

1.ワークショップでご自分が提案したこと(A街区、C街区)

スタッフなのであまりワークショップはやっていません。文学館のグループにおじゃましたときに、建物(紙コップ)にキラキラを埋め込んでステンドグラスみたいにしてみた。写真で見たら映えたので嬉しい。

提案はしてないけど、だいたい川とか湿地にはプールや釣り堀、銭湯があるので、C街区は杉一小と一般兼用の温水プールにしてほしい。ケヤキプールもなくなり、学校のプール各地でなくなりつつあるけど、水泳教育と防災用水として、絶対必要。

桃園川も一部開渠にしたら浸水が軽減できるのではないか。

2.杉一小改築問題、阿佐ヶ谷まちづくり事業についてのお考え

阿佐ヶ谷は杉並の中心であり、田中良前区長の悪いところがすごく出ている。勝手に決めた、反対を聞かない、開発主義的、ネポティズム、利権政治、施設再編で教育を軽視。岸本区政はそういうの止めよう!っていう強い意志を見せないといけないはず。それはどこで?いつ?と言えば、阿佐ヶ谷しかないんですよ。

3.今回の企画についての感想やご意見

スタッフとしてWalkのガイド、会場での司会をしました。Walkの時は天気がよくて(夕方急に雨降った)よかった。新河北病院の予定図のところで「河北は、この屋上緑化でツミが帰ってくる、と言っている」と聞いて、見たらその屋上緑化のとこにエアコンの室外機もあるし、アホかと思って笑った。けど、そういう適当なことを言っている人たちが木を伐って巨大な病院を建てて、汚染や浸水のあるところに学校作ろうとしているのだと思うと、戦慄する。

たぶんみんなSTUDYでマジメにお勉強するのが好きなのかもな、とは思うんだけど、私は歩いたり作ったりするのは楽しかったし、楽しいことはいいことだと思う。

杉一小移転が決まりそうでイヤだなぁ、つらいなぁ、と思いながらでも、C街区に池を作るぞ!とか。そういうの素人考えで子どもっぽい、意味ないと言われるかもしれないけど、素人が何か言っちゃだめ!みたいなのは行政とかゼネコンとかが住民を排除するための理屈なんだから、そのカウンターとしては素人考えは大事。それに素人といっても、土地についての知識とか、みんなそれぞれ知見があるのだから、そういうのをちゃんと汲み上げないと「どこも同じ街」になるんだよ。楽しくないでしょう?

4.阿佐ヶ谷まちづくりについて、今後どのような行動をしたらよいか

うーん。移転をどうやったら止められるのか、は、わかったら苦労せんね。

ワークショップの展開としては、特にA街区は建築的にもっと追求したプランを出したい。でもそれを専門家がやるんじゃなくて、今回の意見を活かして少人数でじっくり造形してみたいです。

5.今後行政は区民・住民に対して、どのような「対話の場」を持つべきか

今日やったみたいなワークショップはほんとは区がやるべき。もちろん移転ありきではなく。Walkも区長・区職員と一緒にやりたい。

6.区長にメッセージ

1/31原風景の会と区長の面会で、みんなの手紙をまとめて提出してくれるということで、そちらに長文を出しました。

その中で「杉一小跡地」って言わないで、と書きました。まだ生徒が通っていて、建物も活きているのに。ほんと言葉って大切なんですよ。それなのにこの話についての区長さんの言葉は紋切り型ばかり。

13日のワークショップ、区長さん、ほんとに来ればよかったと思います。実際に歩いてみたら「跡地」なんて言えないですよ。それにこの問題について、いかにも楽しくなさそーうにやってるじゃないですか。私は13日は楽しかったです。だから、来てほしかったですね。マジで。

 

-------------------

No.4

阿佐ヶ谷原風景守る会の皆様 アンケート

 のどかに憩える生活者の街を護り作って行こうと、昨年来の連日・連月の、皆様の大働きに感謝 表敬です。

2  杉一小改築問題、阿佐ヶ谷まちづくり事業についてのお考え

従来の学校改築は、校庭に仮設校舎を作りなが建築を進めるのが当たり前でした。何故杉一だけは病院跡地に新たに移築するのが良いときめたのかに無理があると思う。区史では、明治に杉並にも初めての学校を創るなら、子どもたちのために、(いずれ出来る)駅に近くて森にかこまれた高台の一等地を地主が提供してくれたそうです。それを、地価の高い一等地は学校なんかより もっと儲かる商業施設などに使うのが有効 という、子どもたちより金権主義の考えにゾッとします。ただこれは前区長の独走でなく国や都政の方針のようです。全く心貧しい考え方に、区政が、教育委員会が乗ってしま?  

是非、区は考えなおすべきです。

3 今回の企画についての感想やご意見

区の契約の経緯、金の動き、地価の評価、改築費の比較検討、汚染地改善の手続きや費用などなど素人顔負けの資料集め、調査、検討、議論に議論を重ね、丁寧な区への要望書や意見書つくり、話し合いの場つくり等など、みなさんの慎重で手間を惜しまない努力  に感じ入っております。

5 今後行政は区民・住民に対して、どのような「対話の場」を持つべきか

区政が住民の思いあら離れている現状には声を上げるべきですが、岸本区長を声高に糾弾すると、前区長再選に継りかねないので、

難しいですね。区長は日本の裏談合政治や保守議員のこころざし低さに慣れていないから、この2-3年は、根気よく説得・応援していくしかないと思います。

区政に対する みなさんの丁寧な心遣いに満ちた闘い

ほんとうにご苦労さま、ありがとうございます。

 

--------------------

No.5

➊ワークショップでご自分が提案したこと

・子供の未来に最高のプレゼントをする気持ちで

・モノありきではなく、ソフト(少子化も含めた未来の教育、子育て、生活や社会を描く)。それからハードを考える

➋杉一小改築題、阿佐ヶ谷まちづくりについてのお考え

・再度、開発プロセスからやり直した方がいい。

・現在の検討は不動産業のようになっている~不動産業の視点は1,2年後しか見ていない。100年とは言わなくてもせめて30年先の視点。課題や仮説レベルであっても見通したい

➌企画についての感想やご意見

・杉一の小学生(1年生)の数が急減している。その理由をパネル展で聞いても、不明でした。

・これまでの延長ではない学校と生徒のあり方をもっときちんと検討すべき。

➍阿佐ヶ谷まちづくりについて、今後どのような行動をしたらよいか

・現案の白紙化

・あらたな開発プロセスの提案と実施

➎今後行政は区民・住民に対して、どのような「対話の場」を持つべきか

・「対話」や「情報提供」「アンケート」「意見を聞く」ではなく、開発プロセスの共有者、共同推進者としての区民・住民

➏区長にメッセージ

・「プロセスに問題がある」の答えは「新たなプロセス」です。「住民参加型の開発プロセス」という答えが求められています

・もう一つの問題指摘、「分断」を理由にするのは悪手です。本来の目的や目標を見失います。

・「子供の未来の課題」を出していない、答えが描かれてないのが現プロセスの最も大きな欠点です。また、子供(の未来視点)を何より優先とするなら現案選択はありあえないでしょう。あらためて第3の道探しが求まられていると思います。