阿佐ヶ谷駅北口・杉一小改築問題情報

阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会が運営しています。当会の活動のほか、阿佐ヶ谷の問題についての個人・団体の発信、区の動向をまとめています

「さとこにプレゼン ! 」第一弾を渡してきました。

阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会主催

1.13 「みんなでプレゼン !  いっしょに描こう、杉一小の未来」

WALK のべ18人、STUDY&WORKSHOP 35人の方にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。今後編集した資料や動画もご紹介していきます。

この企画は阿佐ヶ谷まちづくり、杉一小を現在地に残し、河北病院跡地(区有地)になにがほしいか、みんなでアイディアを出しあい、岸本聡子区長にプレゼンする、というものです。

参加者の皆さまに提案していただいた「プレゼン案」は「ワークショップ作品」としてスタッフが立体部分を平面に落とし込んだものA1判3枚と、速報版レポート(お手紙)、当日配布資料をセットにして、1月15日(月)9時に杉並区役所・区長室に届けてきました。

岸本区長は会議のため不在でしたが、秘書の方がしっかり受け取ってくださいました。

今後、STUDYの内容も含めた完全版のプレゼンも提出します。その際にはまたご報告させていただきます。

レポート(お手紙)の文面はこちら。

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杉並区長 岸本聡子様
                                        阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会

先日ご案内いたしました私たちのワークショップの作品をお届けします。参加者の皆さんが実際に白地図の上にいろいろ造形したものを、原風景の会メンバーが貼り直して平面にしたものです(各タイトルは作業した原風景の会メンバーたちで考えました)。

巨大なサイズで驚かれたかもしれませんが、参加者の生の声をすぐに原寸で「プレゼン」したいと思い、この形にいたしました。

今後記録をまとめ、改めてご案内します。すべてのパートで非常に充実した企画となり、私たちも喜んでいます。ぜひ区長にも見ていただきたいです。

 

ワークショップは現場WALKのべ18人程度、会場でのSTUDY&WORKSHOP35人と、短い準備期間ではありましたが、多くの方が関心と熱意をもって集まり、たくさんの意見や疑問が飛び交い、改めて「阿佐ヶ谷駅北東地区まちづくり計画」への注目の高さを感じました。

 

前半のSTUDYでは、昨年5月に区に提出した弊会の要望書に添えた「対案」を作成した都市計画の専門家・島田昭仁が『土地区画整理事業の基礎』として、自身が関わった埼玉県北本市の事例で「事業認可された区画整理事業でも、首長の意思決定で停止できる」ということと、杉一小をA街区で建て替える場合、日影規制を考慮してどのくらいの建物ができるかを解説しました。

続いて先日区職員の皆さまとも面談で説明させていただいた、公認会計士の加藤俊也氏から「換地の公平性」として、換地は公平なのかを課税の公平を図るために国税庁が公表している地価である路線価によって試算。また、区が算出に使った評価の不適切さ、情報開示について解説しました。計算を是正すればA街区の区の持ち分はもっと大きくなるのではないかとの指摘もあります。

これらを踏まえて、後半は三グループに分かれ

・杉一小は現在地に残す

・区の持ち分は3割(土地を分割するか共同施工した建物の延床面積を3割取るか、あるいは借地や買い戻しで大きく使うか)

・C街区は完全に杉並区のもの

という前提で、何ができるか、何がほしいか、地形や土地の歴史はどうか、という話をしながら、白地図にオブジェを配していき、最後に出来上がった作品を前に各グループが発表をしました。

最終的には、このワークショップの一部始終を記録したレポートと動画も岸本区長への「みんなでプレゼン!」の一部になります。完成次第お届けしますので、楽しみにお待ちください!

区長が掲げる「対話を大切にしたまちづくり」「住民自治」を区民のアイディアで試行錯誤しながらも実践し、わくわくと楽しさをもってまちづくりを学び、考えることができたワークショップでした。ぜひ区長のお考えにも反映し、今後区民・各団体と対話を続ける際にもご参考にしていただけたらと願っております。

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この文章に写真を貼った4ページのレポートです。