阿佐ヶ谷駅北口・杉一小改築問題情報

阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会が運営しています。当会の活動のほか、阿佐ヶ谷の問題についての個人・団体の発信、区の動向をまとめています

第4回杉並第一小学校改築検討懇談会

傍聴報告の記事のアップが遅くなりすみません。

2024.8.05阿佐谷地域区民センターで、第4回杉並第一小学校改築検討懇談会が開催されました。今回も直前の日程・場所の発表で、傍聴も予約制です。

 

前回6/26の第3回には当会より建築に関して重要となる軟弱地盤についての懸念を伝える意見書を、教育委員会を通じて全委員に席上配布しましたが、今回は「杉一小を現在の場所に残したい現役保護者有志の会&OB保護者有志の会」から意見書が提出されていました。

※当ブログにて紹介済 https://asakitas1.hatenadiary.jp/entry/2024/07/27/142122

意見書は各委員への事前資料送付時に同封したとのことですが、前回同様、懇談会上は全く触れられることはなく、委員からその取扱いについての質問もありましたが、区側としては「あくまで提出者から配布を希望されたので配布したのみで、中身についてはノーコメント」とのことでした。

 

中心の議題は「改築基本方針」について。

前回もこの部分について委員から多く意見が出され、今回はその改訂版。特に複数の委員から問題視されたのは「改築基本方針」の「ビジョン3」。「駅に近く賑わいのあるまちの公共施設として、多様な利用者を想定し、区民の学びの場としても活用が進む施設計画とする。」という部分。前回同様、あくまで中心は児童の教育のはずで、子供達の教育を優先して欲しいとの声が多数。

また、駅から遠い病院跡地に移転させられる杉一小に、なぜ賑わい創出が押し付けられるのか?それは約30%区の持ち分であるA街区(現杉一小)でやることでは?等。

 

全体の感想としては、

1.やっぱり都合よく利用「児童アンケート」

前回の報告の際に懸念した通り、キーファクターになったようです。「子供に聞いて、子供が学校は広い方がいいと言うので移転することにしました」という筋立ての免罪符にされてしまった感があります。広い狭いでいえば、100%誰でも広い方がいいわけだし、普段は特に狭さに不自由を感じてなくても、広くなればいいとそんなに強く思っているわけでなくても、聞かれれば「広くなればいい」と答えるでしょうし、「広くなりさえすればどうなってもいいの?」と聞いたわけではなく、広くなることと引き換えに失うものを子供達に説明した上で聞いたわけではないのに。でも、これで「子供達にも意見を聞いた上で~」と、移転計画を推進する上で都合のいいように使われてしまった感があります。

 

2.怪しい小学校施設の大人共有とA街区のこと

複数の委員からの指摘があった小学校と区民との共有施設化、賑わいの創出等。本来A街区でやるはずだったことが、「地域と共に学んできた」という杉一小の個性と都合よくない混ぜにされ、C街区の小学校にその機能を押し付けているのでは?との気配が読み取れました。駅近の便利で安全な立地から子供達をどかし、大人達の望む建物を建てて、そこでヌクヌクと過ごそうとするばかりか、C街区に建設予定の杉一小校舎まで大人達に都合よく使わせようという恐ろしい魂胆が感じられます。「地域にと共に」は、あくまで子供が中心で地域の大人達が子供の教育活動に参加するという意味だったハズですが、それを大人達が活用・交流する場としての機能を持たせて「地域と共に学ぶ」という風に理念を都合よく歪曲されている感じがしました。

 

3.周辺住民と対話は?

ある委員が何度も区に周辺住民への意見聴取をするよう求めてくれてました。私達も全く同意見です。区は周辺住民にはこれまで実施のオープンハウスや「杉一小改築ニュース」(※添付参照)を配布して、周知に努めてきたとしていますが、それで終わりにするつもりなのでしょうか?煩音のことや土壌汚染や周辺地域の水害リスクが益々高まること等、ネガティブな情報は周辺住民には知らせずダンマリのまま、やり過ごすつもりなのでしょうか?そしていざ工事が始まって、なお反対する住民を強制排除するつもりなのでしょうか?

※杉一小改築ニュース創刊号

https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/096/840/soukangou.pdf

 







岸本区長の掲げる「対話の区政」とは、誰との対話なのか?自身を批判しない人のみとの都合のよい対話であって、生活や財産が脅かされる深刻な問題の当事者の区民とは対話する気がないのか?無責任な楽しい夢のあるアイデア出しや意見交換はしても、一つ一つ細かな懸念点を客観的ファクト根拠を基に摺り寄せ、双方の合意を形成するようなシビアな対話はする気がないのか?と思いました。

「地域住民の意見を聞くことから、行政は逃げるべきでない。1人でも反対や心配な人がいれば、どうやって納得いただくのかを工夫するのが行政の仕事」との委員の発言があり、非常に重く感じられました。区職員達にはどう響いたでしょうか?

 

出席委員のほぼ全員(一人は発言を辞退)が1人1回3-4分程度意見を述べて一周し、それでほぼタイムアップ。委員全員に意見を聴く前提のこの会議形式では、個々のテーマに議論が深まることはなく、これが限界なのかと。

委員の意見を咀嚼反映して基本方針の修正案を同週中に各委員に送付。各委員から再度意見を聴取し再修正を加えた後、基本方針を決定。9月上旬のプロポーザル募集要項※に資料として加えられるとのこと。改築検討懇談会は、このあと設計事業者選定に入るため、11月までお休み。次回第5回は、12月に開催予定とのこと。

※既に当ブログで紹介済。https://asakitas1.hatenadiary.jp/entry/2024/09/14/220123

 アップ時期が前後してしまい申し訳ありません

<第4回杉並第一小学校改築検討懇談会区公開資料>