阿佐ヶ谷駅北口・杉一小改築問題情報

阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会が運営しています。当会の活動のほか、阿佐ヶ谷の問題についての個人・団体の発信、区の動向をまとめています

区長・担当各部署に要望書を提出しました。

2024.5.13(月)9時杉並区役所において、阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会・「阿佐ケ谷駅北東地区まちづくりを振り返る会」参加者有志の連名で、岸本聡子区長ならびに、まちづくり、教育などの担当課長4名に要望書と「1.13ワークショップ・プレゼン」第3弾を提出しました。

区長はあいにく不在。秘書課長の野澤さんにお渡ししました。

 

前回3.11提出の要望書に対する回答が再三要求したにもかかわらず遅延し、ほとんどこれまでの説明を繰り返すのみであり、同時に提出した区民からの声に対しては一切回答がなかったため、抗議と、さらなる要求項目を打ち出しました。

 

前回の要望書はこちら。

 

asakitas1.hatenadiary.jp

 

また、1.13「いっしょに描こう、杉一小の未来」ワークショップにおいて参加者が制作した「A街区・C街区」案については、区が「区民からはC街区に杉一小の第二校庭という案が出ているが、非現実的」と繰り返すため、「原風景の会の出した杉一小現在地建替え案においてC街区の位置づけは「第二校庭」ではない」「A街区に小学校建て替えは可能」と改めて担当課長に説明しました。

今後ワークショップ第二弾として、A街区の小学校建て替え案の実現可能性を立証する形でのブラッシュアップを行う予定です。

1.13ワークショップまとめはこちら。

asakitas1.hatenadiary.jp

 

 

以下、要望書の全文です。

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杉並区長 岸本聡子様

                                                             2024年5月13日

 

                                     阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会

                                  「阿佐ケ谷駅北東地区のまちづくりを振り返る会」参加者有志

 

 

 

                

要 望 書

 

阿佐ヶ谷の原風景を守るまちづくり協議会及び「阿佐ケ谷駅北東地区まちづくりを振り返る会」参加者有志が本年3月9日に提出した要望書に対して、4月16日「区長が拝読の上、所管課より回答いたします」とのご回答をいただきましたが、要望書提出から1か月以上も待たされた挙句届いた区の回答は、具体性・合理性に欠けるもので、従前と同じような言葉の繰り返しでしかなかったことを大変残念に思います。

また、3月9日の要望書は、1月22日の岸本聡子区長メッセージを受けて区長宛に提出したものですが、区長からの回答はいただけないのでしょうか。「対話の区政」のスローガンはどこに行ってしまったのでしょうか。

私たちは3項目の要望をしておりましたが、いずれについても、具体的・合理的なご回答をいただけておりません。

 

<要望項目1>「「見直しなき対話」ではなく、区民との本当の対話をすることを求めます。」について。

昨年の「阿佐ケ谷駅北東地区まちづくりを振り返る会」に集まった区民に約束した「対話の継続」が反故にされています。「あさがやまちづくりセッション」は限られた人数しか参加できず、また、杉一小移転が前提になっているので、「対話の継続」にはなりません。

 

<要望項目2>「「令和6年度予算案」における本件に関わる予算項目の使途を、小学校移転前提に限定せず、小学校現地建替えを含む検討や作業に使用できるよう対応することを求めます。」について。

今年度予算成立を受けて4月にスタートした「杉一小改築検討懇談会」では、当事者である委員から移転反対の声が引き続き大きく上がっています。移転前提で、5月視察、6月会議を実施し、その後すぐに業者選定というスケジュールでは、「丁寧に進めていく」ことにはなりません。

今年度予算は、まずは移転のリスク(低地・湿地、軟弱地盤、土壌汚染など)についての調査や研究に使うべきであると考えますが、そのようなことも含む検討を何故していただけないのでしょうか。

 

<要望項目3>「「換地の不公平性」についての疑問に誠実に答え、前区政の意思決定を検証することを求めます。」について。

「公平性を担保」という言葉を何回並べようと、その内容の説明がありません。路線価による試算、区の委託した不動産鑑定、A・C街区の賃料のベースとなった土地評価額のいずれもが、換地の不公平を立証しています。路線価による試算については、区内在住の公認会計士・税理士の方からも度々指摘されています。これらに対して区からの具体的・合理的な回答はいまだにありません。

 

私たちは、「対話の区政」を諦めることなく、以下、前回3項目及び追加の3項目を下記の通り要望いたします。

 

下記要望の主旨をご説明し区からの回答をうかがう「対話」の場を、5月24日までに開催することを求めます。

 

1.「見直しなき対話」ではなく、区民との本当の対話をすることを求めます。

2.「令和6年度予算案」(*すでに成立)における本件に関わる予算項目の使途を、小学校移転前提に限定せず、小学校現地建替えを含む検討や作業に使用できるよう対応することを求めます。

3.「換地の不公平性」についての疑問に誠実に答え、前区政の意思決定を検証することを求めます。

4.「総合的に勘案した結果」と何度も繰り返されていますが、その具体的な説明を求めます。

5.「この間行ってきた話し合いには何一つ無駄なものはなく」と何度も繰り返されていますが、これまでに、区民のどのような意見をどのように区政に取り入れたのか、また、今後どのように取り入れようとしているのか、具体的な説明を求めます。

6.「今後の学校づくり、地域づくりにつなげていくとともに、引き続き情報公開を進め、透明性の高いプロジェクトとなるよう取り組んで」の中身は、具体的には唯一「あさがやまちづくりセッション」を想定しているのか、それだけで十分と考えているのか、説明を求めます。

また、「あさがやまちづくりセッション」は、昨年の「阿佐ケ谷駅北東地区まちづくりを振り返る会」に集まった区民に約束した「対話の継続」になると、杉並区は考えているのか、説明を求めます。

 

(*上記要望項目6について追記)

「あさがやまちづくりセッション」の意図、内容、進め方は、杉並区広報を読んだだけでは不明です。

回答書には「貴会及び参加者有志の皆様を含めた阿佐谷地域の様々な方とともに、あさがやまちづくりセッションを通じて、今後の学校づくり、地域づくりにつなげていく」とありますが、「~とともに」と言うなら、区は区民の意見・知見を「リスペクト」して取り入れていくべきです。

「あさがやまちづくりセッション」の第一のテーマは、なぜ「杉並第一小学校移転改築の設計について」なのか、「あさがやまちづくりセッション」で杉一小について何かを決めるのか、杉一小については当事者である学校運営協議会との話し合いを尊重すべきではないのか、当事者の反対の声を封じ込め「まちづくり」のために我慢しろというのか、……など疑問と不信がたくさん存在する中、区民との相談なしに区だけの主導により「あさがやまちづくりセッション」が開催されようとしていることに、私たちは大きな不安と不信を抱かざるをえません。

 

最後に、区議会議員により提出されていた杉一小用地の仮換地に関する情報開示請求が一部不開示になったことに対する不服審査請求が4月23日岸本聡子区長により棄却されたことは、区民の知る権利を侵害するものであり抗議します。他の区民からも、同様の主旨の不服審査請求が出されているそうです。杉並区が誠実に対応されることを望みます。

本要望書に対する誠実な回答及び対応が見られない場合、私たちは区民の権利を行使し、住民監査請求も辞さないことを付記しておきます。

 

以 上